韓国映画「パラサイト 半地下の家族」(原題:寄生虫)は2019年の韓国のブラック・コメディ映画のロケ地についてです。
カンヌ国際映画祭では最高賞を受賞し、92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞し、アジア初のタイトルを受賞しました。
華々しいアカデミー賞とは裏腹に内容的には韓国の社会問題、あまり笑えない貧富の格差を描写した映画になりますが、鬼才ポンジュノ監督が見事にこの話をハラハラ、ドキドキさせる映画に仕上げています。
韓国映画が詰まった唯一無二の作品だと思います。
パラサイト 半地下の家族 あらすじについて
過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。
“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。
パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく——。
パラサイト 半地下の家族 ロケ地について
ウリスーパーのロケ地
映画冒頭に登場するウリスーパー(日本語の意味は私たちのスーパー)のロケ地についてです。こちらもソウル近郊のごちゃっとした住宅地の中での撮影となりました。
ピザ屋のロケ地(Pizza Generation/ピザ時代)
原作では、피자시대(ピザ時代)、英語ではPizza Generationで登場したピザ屋のロケ地についてです。ここのロケ地はパラサイト(半地下の家族)ではMustスポットです。
貧富の差の行き来を描いた階段
ポンジュノ監督はパラサイトの貧富の差を表現するのに階段を使用しました。金一家が我が家と富の世界へ移動する手段に階段がありますが、この階段もソウル近郊での撮影となっています。
ソウルから行くことは可能ですがバスの利用かタクシーをおすすめします。電車の乗り継ぎだと降りてからまた交通手段が必要になります。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
IT社長パク社長邸宅へ続く階段
キム一家が家庭教師をする金社長の家に続く階段です。
パラサイト 半地下の家族 キャスト
- ソン・ガンホ:キム・ギテク役
- チャン・ヘジン:キム・チュンスク役
- チェ・ウシク:キム・ギウ役
- パク・ソダム:キム・ギジョン役
- パク・ソジュン:ミニョク役
- イ・ソンギュン:パク・ドンイク役
- チョ・ヨジョン:パク・ヨンギョ役
- チョン・ジソ:パク・ダヘ役
- チョン・ヒョンジュン:パク・ダソン役
- イ・ジョンウン:ムングァン役
公式ホームページ:パラサイト 半地下の家族
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